網走流氷クルーズの服装
2月の砕氷船の甲板は、たいていの旅行者にとって一年でいちばん寒い場所のひとつです。気温は氷点下、風は氷の上からまっすぐ吹きつけ、いちばんいい瞬間は外で起こります。それに合わせた服装をすれば、おーろら号での1時間は我慢大会ではなく楽しい時間になります。
どれくらい寒いのか
流氷シーズンの中心である2月、網走の日中の最高気温は−3 °C前後、夜は−10 °C前後かそれ以下まで下がります。これは気温の話です。屋外デッキでは風が鋭く刺さり、氷の上ではそれをさえぎるものが何もありません。海岸を北へ上った紋別のガリンコ号の掲載ページでは−15 °Cから0 °Cとされていて、この海岸全体の目安としてちょうどよい数字です。
寒さは湿っぽくなく乾いていて一定なので、そこは助かります。地面に雪があるのは当たり前で、歩道や港の岸壁は固く凍っていることがよくあります。氷がいちばん多い週はいちばん寒い週でもあり、シーズンの流れは流氷を見るベストシーズンで説明しています。
肌から外へ、重ね着の順番
1日に何度も暖房の効いた船室やバスと屋外デッキを行き来するので、厚手のコート1枚より薄い服を何枚も重ねるほうが快適です。
- 保温性の高い肌着。ウールか化繊の長袖シャツとタイツ。綿は湿気を含んで体を冷やすので避けてください
- 暖かい中間着。フリースか厚手のウールのセーター。室内に入ったときにさっと前を開けられるもの
- 中綿入りのジャケット。お尻の下まで隠れる丈で、フード付きのダウンかスキージャケット
- 防風のアウター。ジャケットが風を通すなら上にシェルを重ねてください。早々に室内へ退散する原因は甲板の風です
- 暖かいズボン。肌着の上にスキーパンツか裏地付きのズボン。氷の上に立つときは特に
H.I.S.の掲載ページは防寒着と保温性のある服装をはっきり求めていて、どのツアーにも当てはまる的確なアドバイスです。
帽子からブーツまで
甲板で何より大事なのは耳まで隠れる帽子です。鼻まで引き上げられるネックウォーマーかマフラーを足せば、痛いほどの風も我慢できる風になります。手には、スマホの画面が使える薄手の手袋をはめ、写真の合間にかぶせる厚手のミトンを持っておきましょう。あの風の中では、素手の指は数分で動かなくなります。
いちばん失敗が多いのはブーツです。バスからタラップまでの道がつるつるに凍っていることもあるので、暖かく防水で、滑りにくい靴底のブーツが必要です。JUN Travelの掲載ページも暖かく防水の靴を求めています。ブーツの上から装着する簡易アイゼンは港や凍った歩道で役立ち、厚手のウールの靴下と、かばんに予備をもう一足入れておけば、長い1日でもつま先が冷えきりません。
寒い場所のあいだは暖かい車で
最大6人まで、JUN Travelのプライベート日帰りツアー(1グループ約2,082ドル)は網走のホテルまで迎えに来てくれるので、バス停で待つことはありません。博物館とクルーズは船の出航時刻に合わせた順番で回り、昼食は各自負担です。

小さくても大きな違いを生むもの
- カイロ。使い捨てカイロは日本中のコンビニで売っています。手袋の中に1つずつ、ブーツにも1つ入れましょう
- サングラス。白い氷に当たる日差しはまぶしく、晴れた日に1時間目を細め続けるのは疲れます
- 酔い止め薬。酔いやすい方は乗船前に飲んでおきましょう。氷の中が穏やかでも、開けた海では揺れることがあります
- 予備のバッテリー。スマホやカメラの電池は寒さですぐ減ります。内ポケットに入れ、モバイルバッテリーを持ち歩きましょう
- リップクリームと保湿力の高いハンドクリーム。空気が乾いていて、風ですぐに肌が荒れます
掲載ページが求める持ち物
JUN Travelはパスポートと暖かく防水の靴、そして昼食などパッケージ外の支払い用の現金を求めています。H.I.S.は防寒着と保温性のある服装に加え、パスポートか身分証明書を求めています。クラブツーリズムの掲載ページには、私たちが読んだ時点では持ち物リストがありませんでしたが、同じように着込み、斜里での40分間の氷上ウォークには特に気をつけてください。このあたりの地方では現金が重要で、小さな飲食店や道沿いの店ではカードが使えないこともあります。
かさばるかばんではなく、甲板に持って出られる小さなバッグにしましょう。バスツアーでは大きな荷物はトランクに預けます。手袋と予備の上着はバスの床下ではなく手元に置いておきたいものです。子どもの服装のコツは子連れで乗る砕氷船にまとめています。
室内では脱いで調整
おーろら号の船室は暖房が効いていて、バスや博物館も同じです。例外は流氷館の−15 °Cの部屋だけです。室内に入るたびに2枚は脱ぐつもりでいてください。ファスナーで全開にできるジャケットと、ポケットに入る帽子があると、ずいぶん手間が省けます。外に出る価値があるのはどんな瞬間かは甲板からの眺めのガイドで、天候で船が港から出ない場合のことは欠航のページで説明しています。
長い日帰りツアーにはもっと準備を
札幌発のガリンコ号IIIプライベート日帰りツアー(1人約541ドルから)は11時間で、夜明け前にホテルへ迎えが来て、1日の大半を車内で過ごします。掲載ページは乗り物酔い対策を準備すべきことに挙げていて、おーろら号ではなく紋別から別の船に乗り、まだレビューもありません。これほど長い1日なら、靴下と手袋の着替えを一式と、食事は含まれていないので道中の食べ物を用意しましょう。2隻の比較はおーろら号かガリンコ号かで、東への移動は札幌からの移動ガイドで紹介しています。